原作はマキシマムがありアニメよりも長い。こちらはアニメオリジナルの結末で〆ている。よくある原作改変のグダグダアニメ化に比べ、完成度は高いと思う。だが、流石に25年前の作品の為、絵柄も作風も価値観もノリもすべて古い。また昨今のアニメに求められるテンポの良さもなく、冗長。主人公の不殺の価値観の押し付けもキツイ(この作品の世界観だと間接的な殺人行為)。アニメ版の相棒の結末が主人公の不殺の信念のせい思うと皮肉が効いててそこは面白いが。とにかく「VASH THE STAMPEDE」からの新規勢には厳しいと思う。でもOPのギターガンガンの曲やガンアクションは今観てもカッコいい。また激重シリアスな「VASH THE STAMPEDE」とは異なるコミカルなキャラの掛け合いは楽しい。古い作品を視聴するのに抵抗がないならお勧め。