見どころインターネットが急速に発展しつつあった2002年、そのインターネットのユーザーに向けたコンテンツとしてストリーミング配信された意欲作。原作漫画をそのままシナリオとして構成し直し、全編をFLASHアニメーションを用いて製作している。極めて実験的な色合いが濃いが、「銀河鉄道999」の世界を従来とは違った形で気軽に楽しめる、ファンにとっては嬉しい作品となっている。詳細情報西暦2×××年、地球の人間たちは体を機械化させ、寿命を千年近くまで延ばすに至っていた。だが母と二人暮らしの星野鉄郎はひどく貧しく、機械の身体を手に入れることなど夢のまた夢と思っていた。ある時、鉄郎の母が生身の人間を狩るのを趣味とする機械伯爵に撃ち殺されてしまう。母が遺した最期の言葉は、誰もが分け隔てなく機械の体をもらえる星へ行き、機械となって自分の分まで長生きして欲しいというものだった。その星へ行くための手段はただ一つ、メガロポリスから発車する銀河超特急999号の乗客になること。鉄郎は一人きりでメガロポリスステーションを目指すが、道の途中で力尽きて倒れてしまう。雪原に倒れていた彼を助けたのは、謎の美女・メーテルだった。彼女は鉄郎に銀河鉄道の無期限定期を与え、一緒に旅をすることを約束させる。宇宙の彼方にある夢と希望の星を目指して、鉄郎の星を巡る旅が今はじまったのだ!字幕:字幕なし音声:日本語(2ch)
エピソード(6)作品情報レビュー15分無料第1話 出発のバラード星野鉄郎とその母は、機械の体を手に入れて寿命を延ばすことを願っていたが、あまりにも貧しいため叶えられずにいた。ある日、生身の人間を狩ることを趣味とする機械伯爵に、母が撃たれてしまう。母は鉄郎に、メガロポリスから発車する銀河鉄道999号に乗り、誰でも機械の体を手に入れられる星へ行くよう言い残して息絶える。鉄郎は遺言に従ってメガロポリスを目指す途中、力尽きて倒れ、雪原で眠っているところを謎の美女・メーテルに助けられる。14分プレミアム第2話 タイタンの眠れる戦士乗客となった鉄郎を乗せ、999号は宇宙へと進み出した。やがて999号は、土星の惑星であるタイタンに停車する。客車から降りて駅から出た途端、メーテルがぶどう谷の戦士に誘拐され、鉄郎も殴り倒されてしまう。一見すると美しい楽園のように見えたタイタンは、誘拐や殺人ですら個人の自由として認める"楽園法"に支配された、この世の地獄だったのだ。鉄郎は戦士の銃・コスモドラグーンを手に、ぶどう谷へメーテルの救出に向かうが…。16分プレミアム第3話 螢の街999号は無数の光がうごめく美しい星に到着した。鉄郎はそこで、フライヤという貧しい女性と出会う。不憫に思って金貨を与えようとしても、フライヤは頑として受け取ろうとしない。代わりに彼女は鉄郎を自宅に招き、アニメの絵コンテを買って欲しいと頼む。その時、アパートが停電し、暗闇の中でフライヤの体が斑に光り始める。この星は、体が輝く程度によって美醜ばかりか社会的地位まで決められる、いわば虚栄の惑星だったのだ。17分プレミアム第4話 白骨の歌"昨日の歌を唄う星"、そこは穴だらけの荒野を吹き抜ける風が歌うような声で啼き続ける、ひどく奇妙で淋しい土地だった。999号から降りてホテルに泊まった鉄郎の前に、卵売りのホロホロという男が現れる。全身を覆うマントを取ったホロホロの姿に、鉄郎は驚愕して声を失う。そこには胸に大きな風穴の開いた、生ける骸骨が立っていたからだ。ホロホロは白骨の姿となってまで、去っていった恋人が戻るのを待ち続けているというが…。14分プレミアム第5話 サケザン大陸サケザン大陸は見渡す限り緑のジャングルで覆われ、サケザンという大酒飲みで怪力の男によって支配されていた。鉄郎とメーテルは、猿たちに酒をふるまわれていたところをサケザンに襲われる。メーテルがさらわれてしまい、助けに行った鉄郎まで捕まってしまった。彼を助けたのはライザという女性だった。ライザは遭難者として自分を999号に乗せて欲しいと鉄郎に頼む。その代わり、メーテルをサケザンの新たなる妻として置いてゆくというのだ!15分プレミアム第6話 嵐が丘のキラ惑星・嵐が丘に吹き荒れる風は、世界が終わるその日まで決して止むことはない。鉄郎はその星のホテルで、大切な999号の無期限定期を盗まれてしまう。犯人としてキラという少年を捕らえるが、彼は罪を認めようとはしない。銀河鉄道の旅もここで終わってしまうのか…鉄郎があきらめかけた時、メーテルが犯行現場に残されていた足跡を見て真犯人に気付く。キラを泥棒と決めつけて殴っていた彼の父こそ、鉄郎の定期を盗んだ張本人だったのだ!出演者星野鉄郎野沢雅子メーテル池田昌子車掌肝付兼太機械伯爵中村秀和謎の声松本零士老婆巴菁子フライヤ加藤ゆう子ホロホロ麦人サケザン三宅健太ライザ柚木涼香キラ大谷育江キラの父川久保潔ナレーション高木均原作松本零士エグゼクティブプロデューサー溝口達治製作プロデューサー本田ちさとプロデューサー蛭田成一監督西沢信孝小坂春女作画監督玉置千夏美術監督小原理敏メカニック大橋学色彩設計岩本亜紀子音楽青木望ジャンルSFファンタジー・異世界©松本零士・東映アニメーション駆け足感がキャラクターの彩色と駆け足感が旧作を知っているとよさが損なわれている感じを受けました。絶妙な間で雰囲気が出ているところを削ってしまったがために軽い雰囲気になっていたり。旧作を知らない人には楽しく見れるのかもしれません。ささめ3さんのレビュー2023年02月07日(火)0人が参考になったと投票しています。レビュー投稿 / 編集
駆け足感がキャラクターの彩色と駆け足感が旧作を知っているとよさが損なわれている感じを受けました。絶妙な間で雰囲気が出ているところを削ってしまったがために軽い雰囲気になっていたり。旧作を知らない人には楽しく見れるのかもしれません。ささめ3さんのレビュー2023年02月07日(火)0人が参考になったと投票しています。