詳細情報田中圭一は自身もうつ病脱出経験(「うつヌケ」)を持つ漫画家。その体験を活かし、うつヌケ経験者のエピソードを、全く“うつ”とは無縁のアシスタント・カネコと共に当事者と一緒に振り返って見ることを始めた。二人は“うつヌケが原”という気持ちのいい草原から、体験者たちのエピソードをおさらい、紹介していく。字幕:字幕なし音声:日本語(2ch)
エピソード(6)作品情報レビュー25分プレミアム第1話 穂村直の場合幼い頃から父親に将来を決められて育った直は期待に応えようと懸命に努力してきた。うまくいかなかったらそれは全部自分のせい。真面目に仕事をこなして来たが、会社の業績までも全部自分のせいと思い込み、鬱病を発症。入退院を繰り返し、やっと復帰した仕事先も偏見から解雇の憂き目にあう…。23分プレミアム第2話 福長ヒトミの場合生まれた長男が病弱だったことからヒトミは、極度のストレスを感じながら子育てをしていた。気が付くと、将来への不安と疲労で、簡単な家事すら出来ないくらい精神が参っていた。やがて入院。隔離扉が閉まった瞬間、「ああこれで息子を殺さずにすむ」と安堵して涙するヒトミ。投薬と静養で少し改善したヒトミは自宅に戻るが、誰とも接さずに過ごす。しかし、ある時そっとのぞく息子の気配を感じ…。22分プレミアム第3話 上村勇佑の場合対人恐怖症から上村勇佑は部屋を出られないでいた。ボクシングで名を成すと郷里を飛び出したものの挫折、就いた仕事も長続きせず、人に会うのが怖くなり遂にはパニック障害とうつ病を併発した。そんな勇佑を過剰なくらい気にかけ、仕事まで見つけてくるおせっかいなご近所さんが、格闘家の慈恩崇だった。慈恩は勇佑が怯もうが、逃げようが、容赦なく表に連れ出す。そんな慈恩に勇佑は恐怖から逆らえない。ただ、それは慈恩なりの勇佑への思いやりだった。心が揺れだす余裕がないほど肉体を酷使する。それが、慈恩流心への対処法。勇佑はとうとう慈恩の格闘技ジムに連れて来られ…。22分プレミアム第4話 桜田道彦の場合桜田道彦は自分でも優秀だと自覚している、大手システム会社のサラリーマンだった。ところがパワハラをきっかけに被害妄想にとらわれ、ミスを繰り返しては他人のせいにして疑心暗鬼になることを繰り返し、とうとううつ病になり休職した。思い詰めて足を運んだ病院で勧められたのが「リワーク」という復職支援のシステム。「リワーク」の教室を覗くと、卓球やジェンガ等、遊びとしか思えないものに打ち興じる人々の姿がある。なぜこんなことをしなければならないのかという思いでやむなく参加した桜田は、そこであることに気付く。桜田を前に進ませたものとは何だったのか。22分プレミアム第5話 増川智子の場合増川智子は職場で上司の叱責を受け、耐え切れず倒れてしまう。付き合っている彼氏にすがろうとするが、智子の重過ぎる依存に彼氏も離れていく。病院で診察を受けると境界性パーソナリティー障害の傾向があると診断された。見捨てられたくないという思いから、他人の愛情を試すような過剰な行動に出てしまうのだという。実家に戻ると、投薬と静養で体調は徐々に上向き、少し前向きな考えも出来るようになった。徐々に外に出かけるようになり、親の勧めもあって、花屋でアルバイトを始める。花屋さんの仕事は楽しく、頼まれる事もうれしくて懸命に働く智子。だが、そこに落とし穴があった。20分プレミアム第6話 浦本大輔の場合【最終話】軽快な音楽に乗せたダンスから始まる今回、ゲストは前回登場の増川智子とどことなく動きのおかしい浦本大輔。浦本の司会でうつに関するクイズを田中圭一、カネコ、智子が回答していく。智子の回答は、異常なほどポジティブ。浦本はそんな智子に何かを気付かせようとしているかのようだ。浦本は10年間、うつ病の治療を続けて来たが、医者を転々と変えてしまったため本当の病気の診断がされないままになった。やっと判った病名が「双極性障害Ⅱ型」。うつとは似て非なるこの病気は一般的に躁鬱病と呼ばれ、うつの時期と反対の軽躁状態の時期を繰り返す。智子もそうなのではと浦本は言うが…。出演者田中圭一田中直樹カネコ大後寿々花原作田中圭一脚本木田紀生他監督畔柳恵輔ジャンル国内ドラマ©2018「うつヌケ」製作委員会この作品に最初のレビューを書いてみませんか?他のユーザーにあなたの感想を伝えましょうレビュー投稿 / 編集