人生の半ば。40代。世に「アラフォー」と呼ばれる世代。男にとってそれは、若かった頃の夢や理想を、心の中に小さく灯しながら、現実の毎日を必死に生きて闘う年頃。ドラマは、そんな年代を真剣に生きている5人の男たちの人生模様です。ドラマの舞台は主に札幌。主人公・TEAM NACSの5人がそれぞれ演じるのは、リーダーの森崎博之は百貨店の婦人服売り場の担当、安田顕は売れない俳優、戸次重幸は塾講師、大泉洋はテレビで活躍する料理研究家、音尾琢真は個人で冠婚葬祭業を営む起業家。少年がそのまま大人になってしまったような5人の主人公たちはそれぞれが別々の日常を送り、夢を追い、友を敬愛し、家族を愛し、ときに周囲を彩る若いエネルギーたちに翻弄され、戸惑う日々を送ります。つまずき、ぶつかり、悩み、心を揺らしながら、小さくてもなお、輝きを放つ5つの人生。ドラマは全てが独立した別々のストーリーでありながら、10話が完結したときにはすべてのエピソードが渾然一体となって、スパイシーでホットで、身も心も、そしてもしかしたら目頭までも熱くなる魔法のような物語です。