購入
真木栗ノ穴
2007年
110分
HD
2ch
PG12
330円
シェア
見どころ
監督は新鋭・深川栄洋。ぴあフィルムフェスティバル2001~02、2年連続入選を果たし、その後、数々の商業映画を手がけている。中でも、大きな話題となったのが2005年の『狼少女』である。少女の少年の心の交流を「昭和ノスタルジー」の空気に凝縮させロングランヒットとなり、多くの深川フリークを生んだ。そして、深川監督独自の世界をより深化させ、江戸川乱歩や夢野久作、京極夏彦にも通じる、魔可不思議な世界に挑んだのが『真木栗ノ穴』である。本作は『狼少女』に続き、東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に出品され、二作品連続選出という快挙を成し遂げた。若干32歳とは思えない卓抜した演出は、本作でより洗練を極め、「深川作品なら是非参加したい」という日本映画を代表する俳優・スタッフ陣が結集し、新鋭らしい鮮烈さと、往年の日本映画の名作を彷彿とさせる情感溢れる全く新しい作品を誕生させた。本作は、四谷ラウンド文学賞を受賞した女流作家・山本亜紀子による異色の小説「穴」が原作となっている。その独特の小説世界を、さらにサスペンスに満ちた、妖しい映像に焼き付けた手腕は国際的にも評価され、イタリア・ウディネ・ファー・イースト映画祭では「江戸川乱歩の仕事を彷彿とさせる。願いことが現実になるかもしれない不思議な時間のない場所に存在する映画だ」と高く評価された。私たちが生きている平穏な日常とその影に脈々とうごめく幻想の世界。平凡な営みに入る亀裂。白日夢のような夢とうつつの先の、誰も見たことのない妖しい世界へ『真木栗ノ穴』は誘う。
詳細情報
ひとりの男が、窓越しに頭をかきながら小説を書いている。男の名は真木栗勉(まきぐり べん)。売れない小説家だ。いつ建てられたかもわからない古い木造アパートで小説を書く日々。真木栗は銭湯に行く途中、行きつけのラーメン屋に寄った。そしてそこの年増の従業員、沖本シズエから自宅に来るように誘われる・・・。その女の家から自分のアパートに帰った真木栗が見たのは、荒らされた部屋だった。意気消沈する真木栗だったが、部屋の壁に目をやると小さな「穴」が目に入った。その穴の向こうには、佐々木という男がいた。翌朝、畳の上で目が覚めた真木栗は、昨日とは別の「穴」を見つける。穴はふたつになっていた。新しい穴をのぞくと、人は居らず、ちゃぶ台だけが見えた。突然、部屋をノックする音が聞こえ、ドアを開けると、ひとりの男が立っていた、置き薬の売り込みの男、細見だった。細見は、何かと真木栗の世話を焼こうとした。部屋を片づけ、お茶を出す。何かが歪み始めていた。いつものようにラーメン屋に行くと、沖本という従業員が、色目を使って男を誘い、その隙に別の男を盗みに入らせる手口で捕まったと聞かされる。まさに自分のことだ。真木栗は黙って聞くしかなかった。するとそこに、その事件を調べていた週刊誌の編集者・森本飽夫とその部下、浅香成美がやってきた。当事者の真木栗がいることがわかると取材を始める森本だったが、真木栗の窮乏を知ってか知らずか官能小説の執筆を依頼するのだった。しかし、真木栗に書けるはずもなく、ただ時間だけが過ぎていった。
字幕:字幕なし音声:日本語(2ch)
原作
撮影監督
監督・脚本
照明
録音
音楽
美術
編集
助監督
特殊メイク
効果音
装飾
衣装・メイク
キャスティング
スチール
メイキング
音楽プロデューサー・作曲・編曲
作詞
主題歌
製作
エグゼクティブプロデューサー
企画・プロデューサー
プロデューサー
企画・制作
制作プロダクション
制作協力
ジャンル
© 2007 Rights Management Corporation & Neo Inc. All rights reserved.
この作品に最初のレビューを書いてみませんか?
他のユーザーにあなたの感想を伝えましょう