ヨトゥンヘイムから巨人がアスガルドを目指していた。その頃、ノルンの女王カーニラが協力した報酬に囚人ボルダーの身柄をロキに要求していた。彼女から逃れボルダーの牢へ迷い込んだロキ。かつて嫉妬したロキに命を狙われたボルダーは死の淵で別の世界に存在するロキの分身たちを見た。そしてどこにも王になった分身はいないと語った。真実か確かめるため、ロキはカーニラの魔術で自分の運命を見るのだが、結局ソーには勝てないという己の運命を見せつけられる。しかし運命に挑むことを決めたロキは改めてソーの処刑を決意するのだった。