新御徒町駅ができたことで利便性が増した台東区小島界隈。上野の中華料理屋で修行を積み、その後二年間ラーメンの屋台を引いた主人・小林賢吉さんがこの地に店を開いたのは昭和43年。以来50年地元の人々に愛され続けてきた。店では「半ナシラーメン」というオーダーが圧倒的に多い。「半ナシゴレンとラーメンのセット」である。ナシゴレンとはインドネシア・マレーシア伝統の焼き飯だ。このレシピを小林さんは上野での修業時代、客として来ていたインドネシア人に教わったという。幸楽のラーメンは豚足・鶏ガラ・鶏脂などから出汁をとった透明感あるスープだが、このスープを用い、オリジナルの辛味噌を作り出し作ったナシゴレンはとても美味しい。