本作品前の3作品 Sweet dreams、お待たせ!、ヒメゴトで、演出がきわどいほうに向かう中、「これ以上、過激にならないで!」というファンが多かったように思います。本作品には、このようなファンの声に対するanswer的なメッセージを感じ取りました。「これ以上、過激にはならないので、安心してね」と。上記3作品より、演出のきわどさは抑えられているように思いました。具体的な内容では、最初の小学生のチャプターで「男の子は、女の子を守らないといけないんだよ」というセリフで、まず心を鷲掴みにされました。その後中学生、高校生、大学生、社会人を経て幼馴染みと結婚するまで、ストーリーは進んで行きます。いろいろな年齢を演じる西永さんに出会い、癒されます。随所に官能的なシーンも挿入されていますが、決して品を失うことがないのは西永さんの真骨頂ですね。ウェディングドレスの最終チャプターの終わりで、自然な感じでエンディングロールが流れ始めます。心の中で思わずつぶやきました。「西永さん、こちらこそありがとう。これからもよろしくね。」