2017年、突如として現れた“黒の一族”という謎の魔獣たちが人間男性を無差別に攻撃し始めた。時を同じく、人里離れた山村で「真求磨天術(まぐまてんじゅつ)」を修行し育った青年、真熊烈(まぐまれつ)は予言の書に記された“精なる力”を宿すといわれる「神雄(カミオス)」を探し出すため山を下りる。街で出会った「神雄」とは、絶大なる“マグマ粒子”（精力やオス度）を誇るセクシー男優のことであった。その力を借りて魔獣たちを倒すという“真熊一族”の使命を果たすべく、真熊烈とセクシー男優たちの地球を救う戦いが、今始まる―。

神雄（セクシー男優）たちに協力してもらおうと自分勝手な交渉を続ける烈（河野朝哉）だが、その失礼な振る舞いから全く相手にされない。一方、御左口（川島潤哉）は、内閣官房長官の笹尾（三谷悦代）に、黒の一族に対抗する重要人物として神雄（黒田悠斗、田淵正浩）を紹介する。彼らがセクシー男優だと聞いて嫌悪感を示す笹尾。そんな中、笹尾の孫が黒の一族にさらわれてしまう。子供が狙われていることを知り偏差値78のセクシー男優、森林原人の推理が冴える！

黒の一族が地球上の全男性を滅ぼす『終焉の時』まであと10日。人類を守るため、6人の神雄（セクシー男優）が修行場に集結するが、刻々と迫るタイムリミットに焦り、乱暴な態度をとる烈に対して、徐々に神雄たちの心は離れ、解散してしまう。一方の黒の一族は、マグマイザーの弱点に気づき、神雄のみを攻撃するため動き出す。一人ぼっちになった烈を飲みに誘い、人との接し方を優しく教える吉村卓。そんな吉村に黒の一族の魔の手が襲い掛かる―。

シュヴァルツの攻撃を、焦（久保酎吉）の術により間一髪で逃れた烈（河野朝哉）と神雄たち（セクシー男優）。圧倒的な力の差を感じ、烈や神雄たちの命を案じた焦は、烈に戦いをやめるように説得をする。シュヴァルツを倒すために生きてきた烈と焦の想いはすれ違い、二人は喧嘩別れをしてしまう。一方、世間ではマグマイザーと神雄たち（セクシー男優）の存在は、意図的な情報操作により完全に悪者になっていた。そんな中、一人になった焦にシュヴァルツの魔の手が迫っていた―。

焦（久保酎吉）の死。その知らせを聞いた烈（河野朝哉）そして神雄たち（セクシー男優）は、シュヴァルツ（谷田歩）を倒すために再び集結する。6人での真求磨・印を完成させるため修行をはじめるが、突然神雄たちの肉体から魂が抜けてしまう。状況が理解できないまま呆然と立ち尽くす烈。残された烈は、神雄たちを助けるために、一人きりでシュヴァルツと戦うことを決意する。焦、しみけん、森林、田淵、黒田、吉村、大島、そして弟・照。様々な想いを背負い、烈は最後の戦いに挑む―。