美緒は恋愛ご無沙汰なアラサーOL。男に興味が持てず、仕事中心の毎日。さすがに危機感を覚えた彼女は、同僚と合コンに参加。しかし、やっぱり誰にもときめけず…。それどころか、合コンで出会ったハイスペ男子・真島は超イヤな奴だった。女をバカにした発言に、美緒は怒りを爆発させてしまう。「さてはあんた…マグロ君なんでしょ」真島をつい挑発してしまう美緒。対する真島も「なら試そうか、俺がマグロ君かどうか」と応戦。結果、事態は思わぬ方向へ…気づけば二人でラブホにイン!「どうしよう、私、セックスなんて5年ぶりなんだけど…――!?」

うっかりセックスしてしまった美緒と真島。お互いに動揺が隠せない。なぜなら、感動してしまうほどに「良かった」から。あまりの快感に「相性の良さ」を認めざるを得ない2人…。更に美緒は、自分が5年もセックスご無沙汰だったという事実を真島に話す。ワンナイト相手の真島になら、何でも話せると感じたからだ。「考えてくださいよ、私の恋愛現役復帰プロジェクト」もう会うことはない相手に、そう冗談交じりにお願いする美緒。自分もセカンド童貞だったとは到底明かせない真島は、「もし、次会えたらな」と安請け合いするが…!?

一夜限りの関係かと思いきや、しばらく一緒に仕事をする事になってしまった2人。美緒は真島にどんな顔をして会えばいいのかと思い悩む。そんな中、真島は同僚の戸倉に「女を口説く腕」を見せつけられる。女と仕事は、アプローチの仕方が似ていると豪語する戸倉。彼が真島より仕事ができる理由を説かれてしまう。そんな戸倉に悔しくも触発された真島。美緒に「恋愛現役復帰プロジェクト」の約束を持ち出しコンサルとしての意地を見せようとするが…――。

日々、仕事に追われる美緒。ある日の残業中、真島と映画の話で盛り上がり終電を逃してしまう。その上、真島の家に泊まらせてもらう事になり…。いつものハイスぺコンサルの雰囲気から一転、部屋着で「素」の真島にほっこりする美緒。しかしそれも束の間。真島が足を滑らせ、偶然にも2人はベッドの上で重なり合ってしまう。動揺し、すぐさま美緒から離れようとする真島。しかし、そんな彼を美緒は「待って!」と引き留めて…!?

美緒とベッドの上で抱きしめ合い、欲情してしまった真島。一気に性衝動が大絶叫。一人もがき苦しむも、なんとか理性を働かせる。しかしそんな真島をよそに、横には安心しきった顔で眠る美緒がいて…。この夜、なんとなくお互いの距離は縮まったのだった。後日、仕事で共に外出することになった2人。改めて恋愛現役復帰プロジェクトの作戦を練ろうと、真島が美緒の元カレについて掘り下げ始める。しかし、タイムリーにもその元カレと鉢合わせてしまい!?

美緒の元カレとバッタリ会ってしまった2人。動揺している美緒を見かねて、真島は彼女の手を取り歩き出す。美緒に深く話を聞くと、自分で思っていた以上に、元カレの事を割り切れていなかったようだった。そんな美緒の心の内を聞き、過去の自分と重ね合わせる真島。真島もまた、過去の恋人との間にトラウマを抱えていた。そしてそれが、紛れもないセカンド童貞のきっかけだったのだ。より強く、美緒の助けになりたいと思い始める真島。「須藤さんはもう一度、元カレと別れるべきだ」と言い出して…――

真島のアドバイスもあり、元カレに会いに行った美緒。しかし、当時元カレにフラれた本当の理由を知り、絶句する。一方真島は、戸倉と話しているうちに、美緒が元カレに遊ばれてしまうのではないかと心配になり彼女の元へと駆けつける。美緒は、雨でぐしょ濡れになり、一人で公園にたたずんでいた。それでも無理に笑顔を作ろうとする彼女に、心が痛む真島。思わず「うちに来いよ」と美緒を誘って…!?

ずぶ濡れの美緒を家に招き、彼女を抱いた真島。その真島の優しさにより、満たされた美緒。「ときめかないとか言って、逃げてただけなんです」と、自らがご無沙汰だった理由を語り始める。その内容に、真島は自分の事の様に胸が締め付けられ…。更に美緒は「私、新しいカレシ、頑張って見つけます!」と真島に笑顔を向ける。その言葉に真島が思うこととは…――。それぞれの「恋」に一つの答えを見つけだす、感動の最終回!