エピソード(12)作品情報レビュー27分プレミアム第1話 ヴァンフリート星域の会戦宇宙暦794年/帝国暦485年3月、ヴァンフリート星域において帝国、同盟両軍が対峙していた。准将となっているラインハルトだが、所属する艦隊の司令官グリンメルスハウゼン中将が高齢のため戦力外とされており、功績を挙げる機会もない。更に進軍を妨げる陸戦隊への抗議が、部隊を指揮するリューネブルク准将に無視され、苛立ちはますます深くなる。しかし、現状ではキルヒアイスに不平を並べるしかないラインハルトであった……。27分プレミアム第2話 三つの赤(ドライ・ロット)総司令部からの指示で衛星ヴァンフリート4=2に駐屯することになったグリンメルスハウゼン艦隊。同盟軍の通信波を解析したラインハルトは、この星に敵基地がある可能性に気づき索敵を提案するが、その任務はリューネブルクに横取りされてしまう。一方、ヴァンフリート4=2の同盟軍補給基地では、司令官が「薔薇の騎士連隊」に偵察命令を出していたが、副連隊長シェーンコップ中佐は、逆に帝国軍に察知される危険性を懸念していた。27分プレミアム第3話 亡命者たち帰還しない偵察隊を捜すシェーンコップらは、立ち往生していた先行隊を発見し撤収しようとするが、リューネブルク率いる帝国軍に攻撃されてしまう。かつて「薔薇の騎士連隊」連隊長でありながら帝国へと逆亡命したリューネブルクと対峙するシェーンコップ。その一騎討ちは辛くも"水入り"となり、多数の味方を失ったシェーンコップは無念のまま撤退する。セレブレッセは救援通信を発し、ビュコック率いる第五艦隊がそれを受け取った。27分プレミアム第4話 染血の四月リューネブルクは同盟軍基地の所在を突き止め、地上部隊による進攻をグリンメルスハウゼンに具申して攻撃隊の司令官となると、ラインハルトを副将としてその発言権を封じる。更に部下となるよう誘うリューネブルクに、ラインハルトは激怒するのだった。一方、シェーンコップは迎撃準備を整えていたが、帝国軍との戦力差は覆い難く、救いがあるとすれば味方の救援が間に合うことのみであろうと考えていた。そして、遂に戦闘が始まる……。27分プレミアム第5話 危険な男数の上で圧倒的に有利な帝国軍に対し、同盟軍は善戦していた。遥か天上の宇宙空間では、ビュコック率いる同盟軍第五艦隊がヴァンフリート4=2に接近しつつあった。それを知った帝国軍本隊もこの宙域に移動を開始し、援護要請を受けた同盟軍各艦隊も参戦、いつしかヴァンフリート4=2は主戦場へと様変わりしていた。激戦の続く地上では、ラインハルトとはぐれたキルヒアイスがシェーンコップと遭遇。息詰まる対決を繰り広げていた。27分プレミアム第6話 混戦始末記戦闘中ラインハルトは、敵基地内で逃げ惑う司令官のセレブレッゼを発見、捕虜として身柄を拘束することに成功する。もともとこの不毛な戦闘においては個人的な武勲を立てることに専念するつもりであった彼にとって、目的は達成したと言えた。ヴァンフリート星域会戦は終結し、帝都に帰還したラインハルトはリューネブルクと共に少将に昇進する。しかし、キルヒアイスは昇進を果たせず、憤ったラインハルトは人事局長に直訴するが……。27分プレミアム第7話 初夏、風強しリューネブルクは、ラインハルトを快く思わない者たちに自分を売り込もうとオフレッサー上級大将を訪ねるが、リューネブルクをも嫌っているオフレッサーに軽くあしらわれ、屈辱に震える。ラインハルトはキルヒアイスの昇進をアンネローゼに訴えるが、彼女の立場を考えたキルヒアイスは助力を断った。ところが、意外なことにグリンメルスハウゼンの推挙で彼の少佐への昇進が決定する。その礼を述べるためキルヒアイスは彼の屋敷を訪れるが……。27分プレミアム第8話 伯爵家後継候補初めての帰省をしたキルヒアイスは、8年振りに両親と再会し、心地良い郷愁を感じる。しかし、かつて金髪の美しい姉弟と楽しい日々を過ごした隣家は人手に渡り、内装は荒れ果てていた。改めて彼は、ラインハルトと生きるのが自分の道であると実感するのだった。その頃、皇帝フリードリヒⅣ世がラインハルトに名のある貴族の家名を与える意向を示したという話が広まり、門閥貴族の反発を招く。リューネブルクについても奇妙な噂が流れていた。27分プレミアム第9話 パーティーの夜グリンメルスハウゼンの大将昇進祝賀会が開かれた。そこで気分を悪くしたリューネブルクの妻、エリザベートを介抱するラインハルト。ところが、エリザベートの兄であるハルテンベルク伯爵から夫婦生活のことなどで厳しい勧告を受け、心中穏やかでないリューネブルクがそこに来合わせ、まるで不義の現場を押さえたかのような態度をとる。激怒したラインハルトは決闘を申し込む。庭に出て礼服を脱ぎ捨てる2人の前に、意外な人物が現れた……。27分プレミアム第10話 真実は時の娘少将の地位を得てイゼルローン要塞に赴任したラインハルトは、ケスラーと再会する。しかし、何らかの密命を帯びているらしい彼は多くを語ろうとしない。艦隊戦が始まると、ラインハルトは卓越した戦術を駆使して数々の戦果を挙げた。これに対するべく同盟軍のグリーンヒル大将は、麾下の参謀ヤン大佐に対処を一任する。彼は、ラインハルトの意図を見抜いて巧妙な作戦を立案し、勝ち続けていたミューゼル分艦隊にしたたかな打撃を与えたのだった。27分プレミアム第11話 第六次イゼルローン攻防戦同盟軍の総攻撃に一瞬怯んだ帝国軍を後方のミューゼル分艦隊が救い、更に余勢を駆って同盟軍艦隊へ攻撃を開始するが、功を競う味方が主砲射程内に突出。好機を見出したヤンが予備兵力の投入を進言し、戦場は無秩序な混戦状態となった。リューネブルクとの決着を望む「薔薇の騎士連隊」は次々と敵戦艦を襲い、リューネブルクを名指しで挑発する。やがて帝国軍中枢部にそれが伝わり、進退窮まったリューネブルクは単身連隊に攻め込んで行くのだった。29分プレミアム第12話 千億の星、ひとつの野心不毛な消耗戦に陥る両軍だが、戦場の各所で、ポプランを始めとする同盟軍のパイロットたちや、ロイエンタール、ミッターマイヤーといった帝国軍の精鋭など、数々の若き異才が頭角を現していた。そんな中ラインハルトは、現状打破のためある作戦案を上申する。総司令官ミュッケンベルガー元帥は、彼の出すぎた態度を不快に思いながらも、ラインハルト自身の出撃を条件にその作戦を採用した。それを受け、ラインハルトは戦場へと進発する……。出演者ラインハルト・フォン・ローエングラム堀川亮ジークフリード・キルヒアイス広中雅志ヒルデガルドフォンマリーンドルフ勝生真沙子グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼ潘恵子ウォルフガング・ミッターマイヤー森功至オスカー・フォン・ロイエンタール若本規夫パウル・フォン・オーベルシュタイン塩沢兼人ヤン・ウェンリー富山敬,郷田ほづみユリアン・ミンツ佐々木望フレデリカ・グリーンヒル榊原良子カーテローゼ・フォン・クロイツェル三石琴乃ダスティ・アッテンボロー井上和彦アレックス・キャゼルヌキートン山田ワルター・フォン・シェーンコップ羽佐間道夫オリビエ・ポプラン古川登志夫脚本河中志摩夫絵コンテ・レイアウト監修清水恵蔵演出高橋滋春作画監督茅野京子制作協力マジックバスジャンルSF戦争・戦記©田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリーこの作品に最初のレビューを書いてみませんか?他のユーザーにあなたの感想を伝えましょうレビュー投稿 / 編集