詳細情報数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟という“専制政治”と“民主主義”の2つの異なる政治体制を持つ二国に分かれた。 この二国家の抗争は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘を繰り返されてきた。長らく戦争を続ける両国家。銀河帝国は門閥貴族社会による腐敗が、自由惑星同盟では民主主義の弊害とも言える衆愚政治が両国家を蝕んでいた。そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。字幕:字幕なし音声:日本語(2ch)
エピソード(12)作品情報レビュー脚本高木登根元歳三絵コンテ多田俊介森山悠二郎演出多田俊介鈴木孝聡作画監督石井明治後藤隆幸窪田康高福原麻衣藤城香菜ジャンルSF戦争・戦記©田中芳樹/松竹・Production I.G徳間版アニメシリーズと比較してまず昭和から平成にかけてのシリーズを徳間版と表記させていただきコメントします。本作の評価すべきは、作画レベルは間違いなく高い。参加している声優陣も素晴らしい。だが、徳間版アニメシリーズ(80~90年代)にあって本作品には無いもの、それはストーリーの重厚さとキャラクターのリアリティーだ。徳間版と違いを出そうとするのはわかるが、あまりにもキャラクターのしゃべり方、感情の発露が淡白すぎる。ストーリーは原作をただなぞっているような印象しかない。原因は作品の出し方にあるのだろう。前作の徳間版シリーズは、当時のキティフィルムが第1期から4期に分け、毎週リリースの形でVHS版を販売し、後にアニメージュビデオとして4話づつのVHSやレーザーディスクとして販売した。だからこそ、原作を忠実かつ効果的なアレンジができており、BGMに使われているクラッシックの名曲が場面の緊迫感やリアル感を醸し出していた。更に富山敬などの豪華声優陣、俳優を惜しみなく登用していた。これは当時の時代背景が可能とした製作手法だろうし、我々によいインパクトを与えた。しかし今作の場合は、テレビや映画での商業展開が前提の為か、徳間版と比べ作品描写が甘いのだ。なぜなら放送コードに引っ掛かる可能性があるからだ。残虐、残酷に写る描写が原作や徳間版にはあるが、今作はかなり少ない。また、徳間版と差異をつけようとする演出が、徳間版を見た人間からすると物足りなさを感じてリアリティーを見い出せないのだ。まあ仕方ないのです、あまりにも徳間版の完成度が高いのだから。だからといって本作が悪いとは言わない。銀河英雄伝説をご存知ない人が鑑賞するには、手頃で見易いとは思います。私のように原作小説や徳間版を観た人間には物足りない作品。ヘル 変態さんのレビュー2023年03月27日(月)4人が参考になったと投票しています。レビュー投稿 / 編集
徳間版アニメシリーズと比較してまず昭和から平成にかけてのシリーズを徳間版と表記させていただきコメントします。本作の評価すべきは、作画レベルは間違いなく高い。参加している声優陣も素晴らしい。だが、徳間版アニメシリーズ(80~90年代)にあって本作品には無いもの、それはストーリーの重厚さとキャラクターのリアリティーだ。徳間版と違いを出そうとするのはわかるが、あまりにもキャラクターのしゃべり方、感情の発露が淡白すぎる。ストーリーは原作をただなぞっているような印象しかない。原因は作品の出し方にあるのだろう。前作の徳間版シリーズは、当時のキティフィルムが第1期から4期に分け、毎週リリースの形でVHS版を販売し、後にアニメージュビデオとして4話づつのVHSやレーザーディスクとして販売した。だからこそ、原作を忠実かつ効果的なアレンジができており、BGMに使われているクラッシックの名曲が場面の緊迫感やリアル感を醸し出していた。更に富山敬などの豪華声優陣、俳優を惜しみなく登用していた。これは当時の時代背景が可能とした製作手法だろうし、我々によいインパクトを与えた。しかし今作の場合は、テレビや映画での商業展開が前提の為か、徳間版と比べ作品描写が甘いのだ。なぜなら放送コードに引っ掛かる可能性があるからだ。残虐、残酷に写る描写が原作や徳間版にはあるが、今作はかなり少ない。また、徳間版と差異をつけようとする演出が、徳間版を見た人間からすると物足りなさを感じてリアリティーを見い出せないのだ。まあ仕方ないのです、あまりにも徳間版の完成度が高いのだから。だからといって本作が悪いとは言わない。銀河英雄伝説をご存知ない人が鑑賞するには、手頃で見易いとは思います。私のように原作小説や徳間版を観た人間には物足りない作品。ヘル 変態さんのレビュー2023年03月27日(月)4人が参考になったと投票しています。